語学継続のモチベーションについて③
おはようございます。Neurolinguaです。
今日は、前回に引き続いて語学継続のモチベーションについてお話させていただきます。
語学学習において、
自分が意識的に変化させた考え方
とは何か?
よく、
「外国語を話すときに、間違う事は恥ずかしい事じゃない」
という話を耳にします。
しかしながら、それだけでは中々、開き直って「間違いながら頑張って話そう!」と思える人ばかりではないように思います。
例えば、
日本語を勉強している外国人が日本語で話しかけてきた
ときのことを考えてみてください。
『てにをは』が間違っていても、コミュニケーションが成立すれば
「日本語がお上手ですね」
と思われる方がほとんどだと思います。
冠詞や前置詞の間違いなど、読み書きでは気にしなくてはいけないところも勿論ありますが、
話すという事についていえば、むしろ間違いながら話すことに挑戦することが一番大切だと思います。
それでも、まだまだ、間違うことに対する抵抗がある人には
もう一歩、深く考え方を敷衍させてみましょう。
さて、
私たちが日本語で話している時に、文法的な間違いを犯していないのでしょうか?
それこそ、『てにをは』の問題から、『ら』抜き言葉、今では標準的な使い方にはなってしまっていますが、全然の後につづく肯定系(「全然いい」といった表現です。)など、挙げればキリがないですよね?
それでも、日常のコミュニケーションはおおむね成り立っています。
また、日本語を母国語としていても、皆さんは広辞苑にのっている全ての言葉と意味を把握しているでしょうか?
ひょっとしたら、編纂に携わった人であれば、大体わかるかもしれません。
しかし、大抵の場合、単語の知識量としては日常生活+仕事に関連する専門用語の域から逸脱が無いのではないかと考えます。
結局の所、
我々は母国語ですら完ぺきではない
むしろ、母国語ですら間違いを犯しながら使っている
だけれども、コミュニケーションは成り立つ
と言えるかと思います。
間違った文法で話すことが恥ずかしいのであれば、もう私たちは母国語ですら気を使いながら話さなくてはいけません。
ここでもう一度、
なぜ皆さんが外国語を学びたいと思ったのか
考えてみてみませんか?