語学継続のモチベーションについて⑤
こんにちは。Neurolinguaです。
最近は、語学継続のモチベーションに関してのスレッドを連続で書いています。
これまでの要点をまとめると、
①母国語である日本語も完全ではないがコミュニケーションは成り立つ
②多言語(似通った語族に分離される場合につきますが)を話す人の感覚は、日本語の方言を話す感覚に似ているに違いない
の2点です。
さて本日は、
語学が出来ないと言われがちな日本人(勝手な個人的な印象だったらごめんなさい)に対しての考え方
について少し違った角度から見て行こうと思います。
話すという事に関してだけではなく、実は
書くことに対しても日本人は、冠詞や前置詞の使い方や、自然な表現といったところで完全でないと思われがちという印象を持っています。
例えば、英語論文を作成し、国際誌に応募する時も、事前にnative checkを受けているのにも拘らず、英文校正の手直しを指示されたりします。
そのため、英文校正をお願いした業者に再度確認をお願いしたり、証明書を発行してもらわないといけなかったり、一手間かかるときも多々あります。
脱線しました。。。
話を戻して、何が言いたいかというと、
語学に関しては決して得意ではないと認識されている(disadvantage)日本人ですが
それこそが逆に、advantageに成り得る
という事です。
例えば、皆さんも、多言語習得を決心され、数か国の言語を話すことが出来るようになったとしましょう。ヨーロッパに行かれて、
「自分は、英語、フランス語、スペイン語・・・が話せます」
といった状態になった時、
それはまさしく、
ヨーロッパホワイトカラーの人達と同じ土俵に上がることが出来た、
と言ってもいいかもしれません。
しかし、ここでよく考えてみてください。
それは本当に、
単純に土俵へと上がっただけなのでしょうか?
何か忘れていませんか?
そうです!
皆さんは日本語もできるんです(もちろん、日本語ではなくても他の母国語でも同じことが言えるかと思います)!!
日本語を勉強しているヨーロッパの人もいるので、一概には言えないことは重々承知ですが、
多言語習得がある程度進んだ段階で、
私たちにはすでに+1(日本語)のアドバンテージがあるのです。
なので、私たち日本人が語学下手なんてことは気にする必要はないのです。