多言語学習をするようになったきっかけ(第2外国語との出会い④)
こんにちは。みなさんNeurolinguaです。
前回は、イタリア語サークルのアナウンスを見つけたところでお話が終わっていたと思います。
実際にそのイタリア語サークルに参加した体験談から、引き続きお話をさせていただきます。
イタリア語サークルの値段設定自体は、確か60分で1500円(ワンドリンク付き)程度だったと思います。
特に登録制ではなく、その日に参加できる人が集まるレッスン形式なものでした。
背景や勉強動機もさまざまで、
主婦の方、学生の方、社会人の方
が
旅行、趣味、専攻語学
といった理由で集まっていました。
私自身、サークルに参加し始めた時点では
文法中心、実践会話経験ほとんど0で2年半程度の勉強実績で、数か月後には実際にイタリア留学をしようと思っていました。
10年間、現地で在住されていた事もあって、先生はペラペラでした。
レッスンは本当に初歩の初歩から始まりました。例えば、
自己紹介、趣味
などです。
文保的には理解ができるものの、
口をついてすぐに出てくかどうかと言われればこれは全く別の話
Mi chiamo~. Sono giapponese. Sono di~. Mi piace~.
などのフレーズもようやく、口からひねり出す程度でした。
イタリア現地行きを決定していたこともあり、本当に向こうでコミュニケーションが取れるんだろうか?
と、レッスンに参加をする度に不安になったことを思い出します。
つぶやき+α その② 新年度の目標
おはようございます。Neurolinguaです。
月も改まり、新年度を迎えましたね。
新元号も発表される予定とのこと。
就職、進学、転職などで、みなさんも新しいことずくめなのではないでしょうか。
本日は、つぶやき+α その②と題して
個人的な新年度の目標
に関してお話をさせていただければと思います。
(医学系統のつぶやきも随時、upさせていきますので、しばしお待ちください)
さて、私は社会人として9年目を迎えるのですが、社会人1年目から自分に課してきたことがあります。それは、
1年に1個は何かに挑戦する!
できれば形として残るものに挑戦する!!
ということです。
結局は、語学の検定試験に終始してしまっているのですが、検定試験の日程を間違えた年と(検定料がもったいないことになってしまいました。。。)、本業の資格試験に負われてしまった年以外はおおむね達成できました!
今年の目標は、多言語の延長として
スペイン語を選択しよう
と思います。
最終的には、ポルトガル語も少し勉強したいと思っています。
スペイン語と、ポルトガル語を勉強しようと思ったのにはきちんとした理由があります。
今後ますます外国人患者さんの増加が予想
されており、国単位で行う対策の必要性が高まっています。
さて、臨床の現場で対応する私がまずできることは何か?
と問われれば
実際に外国人患者さんの母国語で、
たどたどしいながらもコミュニケーションをとる努力をする
事だと思います。
もちろん、完璧でない通訳、翻訳から起こるトラブルもあるでしょう。
しかし、そういったことに
恐れず挑戦する姿勢が大切
だと個人的には思います。
語学継続のモチベーションについて③
おはようございます。Neurolinguaです。
今日は、前回に引き続いて語学継続のモチベーションについてお話させていただきます。
語学学習において、
自分が意識的に変化させた考え方
とは何か?
よく、
「外国語を話すときに、間違う事は恥ずかしい事じゃない」
という話を耳にします。
しかしながら、それだけでは中々、開き直って「間違いながら頑張って話そう!」と思える人ばかりではないように思います。
例えば、
日本語を勉強している外国人が日本語で話しかけてきた
ときのことを考えてみてください。
『てにをは』が間違っていても、コミュニケーションが成立すれば
「日本語がお上手ですね」
と思われる方がほとんどだと思います。
冠詞や前置詞の間違いなど、読み書きでは気にしなくてはいけないところも勿論ありますが、
話すという事についていえば、むしろ間違いながら話すことに挑戦することが一番大切だと思います。
それでも、まだまだ、間違うことに対する抵抗がある人には
もう一歩、深く考え方を敷衍させてみましょう。
さて、
私たちが日本語で話している時に、文法的な間違いを犯していないのでしょうか?
それこそ、『てにをは』の問題から、『ら』抜き言葉、今では標準的な使い方にはなってしまっていますが、全然の後につづく肯定系(「全然いい」といった表現です。)など、挙げればキリがないですよね?
それでも、日常のコミュニケーションはおおむね成り立っています。
また、日本語を母国語としていても、皆さんは広辞苑にのっている全ての言葉と意味を把握しているでしょうか?
ひょっとしたら、編纂に携わった人であれば、大体わかるかもしれません。
しかし、大抵の場合、単語の知識量としては日常生活+仕事に関連する専門用語の域から逸脱が無いのではないかと考えます。
結局の所、
我々は母国語ですら完ぺきではない
むしろ、母国語ですら間違いを犯しながら使っている
だけれども、コミュニケーションは成り立つ
と言えるかと思います。
間違った文法で話すことが恥ずかしいのであれば、もう私たちは母国語ですら気を使いながら話さなくてはいけません。
ここでもう一度、
なぜ皆さんが外国語を学びたいと思ったのか
考えてみてみませんか?
語学継続のモチベーションについて②
おはようございます。Neurolinguaです。
前回は、スマホを用いて
とにかく勉強したいと思った言語に触れる環境づくり
に関して、お話をさせていただきました。
言語というのは
あくまでコミュニケーションツール
ですので、独学で勉強していてもなかなか継続することが難しいと思います。
私がイタリア語を勉強し始めたのは大学生の頃だったので、
国際交流サークルなどに加入
すればすぐに外国人の友達を見つけたり、友達の友達から輪が広がったりすることも可能でした。
個人的には使用したことは無いのですが、
Skypeなどを利用した語学レッスンもしくは語学交換
も効果的な方法だと思います。
とにもかくにも、
学習したいと思った言語を使用する環境に身を置く
という事です。
これは、確かにとても心理的ストレスを感じることになります。
「会話が続かなかったらどうしよう?」
「間違ったらどうしよう?」
など、不安なことが次から次へと出てくるかもしれませんね。
私もある程度、勉強を続けるまではそうでした。
しかし、勉強を続けていくにつれて、
不安に対する自分の考え方が
変わっていきました。
いや、
寧ろ意識的に変えた
といった方が適切かもしれません。
次回は、その考え方の変遷についてお話させていただきます。
多言語学習をするようになったきっかけ(第2外国語との出会い③)
みなさん。おはようございます。Neurolinguaです。
先日は、幼少期からのピザ好きが高じて、イタリア語学習を決心した経緯をお話させていただきました。
イタリア語を勉強することを決めてからというもの
すぐに本屋さんに直行しました。
そこで、語学図書の棚を訪れ、イタリア語の教材を購入したことを覚えています。
(どの本を買ったのかは、また勉強方法や教材のスレッドに述べさせていただきます。)
とにかく、
鉄は熱いうちに打つ!!
の意気込みで始めました。
勉強を始めた時はまだ19歳の頃でした。そこからは、ほぼ2年間、座学のみ。。。
実際にイタリア人の人とコミュニケーションをとることは無かったのです。
実は一度だけ、一般教養としてイタリア語の授業を選択しようと思い、1年ほど勉強した段階で、体験履修をしたのですが、
他の学生さんはそこまでモチベーションが高くない様子でした。
恥ずかしながら、ドイツ語に対する、在りし日の自分を思い出しました。
ネイティブの先生が講義を行っていたので、その点はよかったのですが、結局その講座はとらなくなってしまいました。
それからも、ずっと文法中心の勉強に終始していたのを覚えています。
しかし、流石に目的もなく語学をずっと勉強をするのは難しいこともあり、そのうちに
イタリアへ行こう!
イタリアで勉強しよう!
と、モチベーションが推移していきました。
イタリアへ行く前に少し会話のトレーニングなど積んでおきたいと思っていた矢先、
犬も歩けば棒に当たるとはこのことで
当時下宿していたアパートの近くにあった、イタリア料理屋さんで
イタリア語サークルの開始案内
を見つけたのです。
語学勉強の教材・方法②
こんにちは。Neurolinguaです。
前回、同タイトル①や、語学勉強に対するモチベーションの記事で
スマホの有用性
に関して少し記載させていただきました。繰り返しますが、スマホを利用しながら語学学習することのメリットは
「読む・聞く・クイズ」
の3つと考えています。
(教科書などを利用したいわゆる『お勉強』に関しては、おいおい述べさせていただきます。)
ここでは、自分が一番長く独学で学び続けている イタリア語 を例にお話させていただきます。
何と言ってもスマホの利点は、
「アプリの多さ」
に尽きると思います。一番はご自分で楽しめるアプリに出会う事だと思いますが、私が使用しているのは
『Language Course.net』
というアプリです。(イタリア語以外の言語もあります。)
このアプリの良い所は、
・ジャンル別・レベル別に単語が勉強できる。
・電車の待ち時間で、単語の勉強ができる。(クイズ形式です。)
・自分の単語帳を作成できる
・睡眠学習タイマーの機能がある
・イタリア語のラジオ局とのリンクがある
・イタリア語の新聞とのリンクがある
などでしょうか。
このアプリを使用する前は「読む」「聞く」に関してはそれぞれ、
読む:『Repubblica.it』、『Corriere della sera』
聞く:『Radio Italia』『You tube (Ted talks italianoなどで)検索した動画』
などで目慣らし、耳慣らしをしていました。
クイズ機能を特に必要としない方には、上で紹介したサイトまでの入り口が、一般的なインターネットからか、アプリからか、の違いしかないと思います。
ただし、語学にはコミュニケーションツールという側面がある限りは、
アウトプットも意識して行っていく
必要があると思います。
目慣らしや耳慣らしの作業は基本的にはインプットです
(意味を深く考えながら読む熟読に関してはアウトプットの側面もあるかとは思います。)
そのため、
クイズ形式で、勉強した単語の習熟を図る方法は 有効 だと思います。
間違えれば、間違えるほど覚えられる
と思います。
ところで、なぜアプリの有用性を箇条書きしているところで
レベル別
だけ色が違うのか?
また引き続き、お話をさせて頂こうと思います。
つぶやき+α その①
みなさん、こんにちは。Neurolinguaです。
今日は、語学の話とは打って変わって、本職である脳神経外科のお話をしようと思います。
みなさんは、脳神経外科という職業に関してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
頭を開ける?
脳卒中を診るの?
頭痛とか、認知症って相談してもいいのかな?
などなど。。。
情報が比較的入りやすい今日ではありますが、まだまだ不安に思われることもあると思います。
全てを一度に解説すると、膨大な情報量になってしまいますので、
みなさんが、おそらくよく心配される症状(実際に外来診療をしていて相談が多い訴え)に絞って
まずはお話をさせて頂こうと思います。
①認知症が心配です
「最近物忘れが多くなってきたかな?」などのエピソードを契機にして相談される方は珍しくありません。
そのため、認知症などの病気を心配されて来院されるのですが、
一般的に、認知症は脳神経外科が診療しているところは少なく、
脳神経内科もしくは精神科神経科の医師が診察することが多い
です。(脳神経内科医師数は地域によって局在化していることがあるので、必ずしもこの限りではないとは思いますが。。。)
確かに、脳神経外科医も簡単な認知機能検査を行うことは可能です。
「認知症 スクリーニング」
などのキーワードでネット検索して頂くと、例えば「長谷川式簡易知能評価スケール」や「ミニメンタルステート検査」などがヒットしてくると思います。
(今後、この検査で正確な診断を希望される方は、予習しない方がいいかもしれませんね!)
それをもとに、認知機能の低下を評価することは出来ますが、
認知症にも色々タイプがあるため、正確な診断を脳神経外科の医師が行うことは一般的ではないと思われます。
そこで、認知症が心配な方は、
脳神経外科よりも
脳神経内科(特に認知症を専門としている先生)の受診
を検討されてみてはいかがでしょうか?
→次回 つぶやき+α その② では
世間でよく「治る認知症として言われている病気」に関してお話をさせていただきます。
語学勉強の教材・方法①
皆さん、おはようございます。Neurolinguaです。
今日は、語学勉強の際に有用と思われる教材についてのお話です。
先日、語学勉強のモチベーションのスレッドに
スマホの活用
に関して、述べさせていただきました。
もちろん、読者のみなさんの中には「何をいまさら?」とか、「もう、自分でいろいろやっているよ」って方も多いと思います。
そのようにすでに自分なりの勉強方法を確立されている方には、少し物足りない記事かもしれません。。。
しかし、下記のいずれかに該当する方であれば、多少はお役に立てるのではないかと考えています。
①単純な動機で、外国語学習を独学で始めたい。
だけど、
②やり方がまだ分からない。
さて、スマホ活用での語学学習ですが、ポイントは
ペースメーカーにする
事だと思います。
スマホをお持ちの方は、外出先にも持ち歩くことがしばしばだと思われますが、そんなときに便利です。
読む、聞く、クイズ
の3っつがエッセンスだと考えています。
語学勉強の教材・方法②へ続く